こんにちは。プレイアブルコンテンツプラットフォームRealworldです。没入体験を表す「イマーシブ」という言葉は、もう皆さんにとって馴染み深いものになっていると思います。「イマーシブシアター」、「イマーシブ展示」、「イマーシブストーリーテリング」など、「イマーシブ」は今や体験のトレンドとして定着しましたね。
今度は「イマーシブダイニング」です。昨年夏、場所を移動しながら食事をするシンガポールのイマーシブレストラン「Absurdities」をご紹介したことがありましたが、今ではさらに多くの事例が登場しています。お客様に新しい体験を提供するイマーシブダイニングの世界へ皆さんをご招待します。
「ザ・ギャラリー(The Gallery)」の「エレメンタ(Elementa)」
こちらはアメリカ・ロサンゼルスに位置する「ザ・ギャラリー(The Gallery)」です。イマーシブエンターテインメントとダイニング体験を融合した最高の場所だと自己紹介していますが、一体どんな体験を提供してくれるのでしょうか。
「ザ・ギャラリー」では「エレメンタ(Elementa)」というイマーシブダイニングを提供しています。「エレメンタ」という名前の通り、土、水、火、風、エーテルという5つの元素をテーマに、2時間かけて5つのコース料理を楽しむことができます。テーブルの上、窓や壁など周囲のすべての表面が生きて動くアート作品に変わるということです。
添付された映像をご覧の通り、様々なインタラクティブ技術が使用されていますが、火のテーマでは溶岩が流れ、水のテーマでは雨が降るなど、5つの元素に合わせた多様な効果が印象的です。このようなテーマは効果だけでなく、料理とも関連しています。「土」のテーマでは野菜料理が、「水」のテーマでは魚料理が提供されるという具合です。
食事をしながら一つのショーを観ているような楽しさがあるザ・ギャラリーのエレメンタ。新しい体験になるのではないでしょうか。
ディズニーランド・パリの「秘密の森(La Forêt Secrète)」
お客様を映画やアニメーションの世界へと導く顧客体験のパイオニア、ディズニーからも興味深いニュースが届きました。2025年3月、ディズニーランド・パリは「秘密の森(La Forêt Secrète)」という新しいレストランをオープンしましたが、ディズニーが手がけるイマーシブダイニングはいかがでしょうか。
まず、高級感ある雰囲気とミシュランスターシェフ「ジャン・アンベール」を前面に出して、フレンチファインダイニング体験を提供しようとする姿勢が見られます。一般的にテーマパークのレストランといえば、人で溢れかえって騒がしく、値段は高いのに味は今ひとつという偏見を持たれがちですよね。そうした偏見に挑戦するかのように、ディズニーランド・パリのチームは高級レストランのようなインテリアだけでなく、食器や食材など細部まで気を配ったということです。
そしてディズニーランドのレストランらしく「美女と野獣」、「レミーのおいしいレストラン」、「白雪姫」などディズニーの名作からインスピレーションを得た料理が目を引きます。子どもたちはもちろん、ディズニーアニメを見て育った大人たちまで満足できる特別な体験になるのではないでしょうか。
没入体験で付加価値を高めるイマーシブダイニング
世界初のイマーシブテーマパーク「イマーシブフォート東京」でも食事と共に楽しむイマーシブ劇を準備しています。一人当たり2万4千8百円もする高額コンテンツだけに成功の行方が注目されますが、新しい試みをすること自体に拍手を送りたいと思います。
ダイニングとエンターテインメントの交差点であるイマーシブダイニングがトレンドになっている理由は様々です。AR、プロジェクションマッピングなどの技術や演出手法が発展し、「インスタ映え」する場所やユニークな体験を重視するZ世代の登場とも関係があるでしょう。一般的なレストランより価格帯は高いですが、没入体験を通じて付加価値を高めているのです。
あらゆる体験に「イマーシブ」が付く時代です。ダイニングで終わりではないでしょう。世の中のすべての体験が没入体験になれるよう、Realworldも国内の体験産業をリードしていきます。Realworldと共に、より面白く価値ある没入体験の世界を見守っていただければと思います。ありがとうございました。